じゃがいもを使ったパンの特徴とバリエーション

じゃがいもを入れてこねたパンの特徴はなんといってももっちもちの生地!

また、じゃがいもデンプンの保水効果で日持ちもします。

もちもちパンが大好きな方にはとってもオススメな食材です^^

じゃがいもは茹でて皮をむいてつぶし、ミキシングの最初から投入します。

じゃがいもはそんなに細かくつぶれていなくても大丈夫。
こねているうちにつぶれるし、塊があってもそれはそれでおいしいです。

イーストを溶いた水にじゃがいもを入れて、じゃがいもを少しほぐすとこねやすいです。

そこに小麦粉とほかの材料を入れて、、、あとはいつもと同じです。

じゃがいもの量は小麦粉に対して20%~50%ぐらいでしょうか。

じゃがいもをたくさん入れると、生地がベトベトするので水分量にも注意が必要です。
特に手ごねの場合は少ない量からチャレンジした方が無難かもしれないです。

じゃがいものゆで方によってもパン生地に入れる水分量は違ってきます。

私は普段、圧力鍋でじゃがいもを蒸すのですが、電子レンジで温めてやわらかくすると水分が飛んでしまっていつもの水分量では足りないということがありました。
水から茹でても同じように水分量に違いがありそうです。

じゃがいもを入れたパンいろいろ

じゃがいもを入れたパンをいくつかご紹介します。

作りたいパンのイメージによってじゃがいもの量を変えています。

<じゃがいものモチモチフォカッチャ>

じゃがいもを50%配合しました。
イメージは弾力があって、もちっとしているフォカッチャ。

ベトベトしてかな~~りこねにくい生地ですが、短時間で作るパンとは思えないおいしさに仕上がりました。

やわらかさが持続するので、焼いた次の日にサンドイッチにするのもオススメ。

<コーンパン>

コーンを練りこんだ生地を薄い焼き色になるように焼きました。

これはこどもパン教室の生徒ちゃんからのリクエストパン。
行徳の名店「デュデスタン」のコーンパンが大好きだから作りたいということでした。

デュデスタンのコーンパンは確かにすごくおいしいです!(↓デュデスタンのコーンパン)

やわらか~くて、もちっとして。。。中種法とかなのかなぁ。

あの食感を、あの子たちの小さな手でこねて、さらに2時間半で焼き上げる。
再現するには無理がありそう。でもがっかりさせたくないし、、、

そこで思いついたのがじゃがいもを練りこむ方法でした。

こねにくくない程度のじゃがいもを配合して、翌日もやわらかいパンが出来上がりました!

リクエストをくれた生徒ちゃんからは

「デュデスタンのパンと同じぐらいおいしい~!」

と喜びの感想をもらいました。

もちろん、じゃがいもが入ったパンなのでデュデスタンのとは全然違うんですけどね(^_^;)
でも、この食感はじゃがいも無しでは出せないので入れてみてよかったと思います。

<惣菜パン>

これはじゃがいもの量が上の2つのパンの中間ぐらいです。

やわらかさだけでなく、じゃがいも感も出し、だけど作りやすく、、、そんなイメージです。

イメージ通りのパンに焼きあがりました!
これは近々レッスンメニューに加えたいと思います。
具材はきっとなんでもおいしいと思いますので、ご紹介するまでにアレンジは考えてみます。

早くみなさんに召し上がっていただきたい!!!
じゃがいも好きのあの生徒さんには特に・・・!笑

4月かな、5月かな、、、お楽しみに!!

<ポテトフランス(おまけ)>

じゃがいもをつぶさずにゴロンと入れたパン。
フランスパン生地で包んだパンをパン屋さんでよく見かけますが、これは牛乳で仕込んだ生地で包みます。
歯切れの良い生地なので、じゃがいもと一緒に食べると、生地とじゃがいもが一体化したような食感になります。
伝わります・・・?なかなかうまく書けずスミマセン(^_^;)
これは平日クラスのレッスンで人気がありましたので、新じゃがの季節に土曜日クラスで作りたいですね。

じゃがいもを入れたパンの特徴とバリエーションのご紹介でした。

惣菜パン、パン教室のレッスンでご紹介する日までにさらにおいしくなるように試作を重ねてみたいと思います。