土曜日のパン教室は手ごねで山型食パン

月に一度の土曜日クラス。今月は「山型食パン」でした。

パン教室に通っていただくなら、やはり食パンを作れるようになって欲しい!というのが私の願いであり、
きっと多くの生徒さんがそう思っていらっしゃると思います。

2018年3月から開講している土曜日クラス、今月で9回目なので(8月はお休み)ついに食パンチャレンジの時が来た!といった感じでした^^

食パンのようなふわふわ大きく膨らませるパンにするには、よ~~くこねて強いグルテンを作る必要があります。
とにかく「よくこねる」ことに重点を置いてレッスンさせていただきました。

レッスンは9回目とはいえ、私のパン教室は単発制ですので初めてご参加の方もいらっしゃいます。
そんな初めての方でもなんとかこねられる工夫を「粉選び」と「こねる工程」で施してみました。

結果、みなさんとっても上手に山型食パンを焼くことができましたね!
どれもおいしそうに焼きあがりました!

食パンは発酵に時間がかかりますので、発酵を待っている間はランチタイムです。

事前に準備したパンはオープンサンドにしてご自由に具材をのせて、お好みでトーストにもしていただきました。
サイドメニューは「ミネストローネ」と「自家製ピクルス」です。

ところで、私のパン教室では「○○分こねる」とか「○○度で○○分発酵」ということはお伝えしていません。
(レシピには目安としては書いてありますけどね。)

なぜなら、こねるのが上手な人は早くこね上げることができますし、慣れていない方はこねるのに時間がかかります。
また、こね上がりの生地の温度も気温や仕込み水の温度、手の温度によって違うため、発酵にかかる時間は一定ではないからです。

今回はそれが如実で、こね上がりの生地温度がなんと3度近く違いました。
そんなときは発酵の温度を変えてみます。
今回は温度が高い生地は室温発酵で、低い生地は発酵器で発酵させました。

生地の温度によって、発酵にどのぐらいかかりそうかというのは経験がないとなかなか分からないかもしれないのですが、
何度であれ、生地の大きさが「2.5倍になるまで」発酵させるというのを覚えておけば、発酵不足でパンが膨らまないということは少なくともないはずです。

こんなふうに書くとパン作りが難しく感じてしまうかもしれませんが、簡単な見極め方をお伝えしているので大丈夫!
レシピを見ただけではパン作りがうまくいかない方、ぜひ一度レッスンにお越しくださいね。

さて、年明けの土曜日クラスは1月12日(土)を予定しております。
メニューはドイツの菓子パン「アインバック」です。

ひとつひとつちぎって食べるので、ドイツ風のちぎりパンといったところでしょうか。

パン作りをするうえで絶対上手になりたい三つ折りの棒成形を何回も練習できるので選びました。

ご都合よろしければぜひお越しくださいね。