先日、パン教室のレッスン中に、生徒さんに「ひしお(醤)」の作り方を教えていただきました。
講師をしてくださった生徒さん、食に関して本当に知識が豊富で、パン作りをお教えしながら、わたしもたくさんの学びをいつもいただいています。
そんな彼女に、一緒にレッスンを受けていらっしゃる生徒さんたちからのリクエストで
麹を使った調味料作りを教わることになったのです。
選んでくださったのは「ひしお(醤)」です。
「ひしお(醤)」とは?
「ひしお」とは、麦麹(こうじ)と大豆麹(こうじ)に醤油と水、うまみに昆布を加えて発酵させた調味料です。
醤油こうじの一種といったところでしょうか・・・?分類には詳しくないのですが、、、
(ちなみに、以前「醤油こうじ」として作ったことがありますが、そのときは米こうじを使いました。)
味は醤油と味噌の中間のような感じです。そして、水も加えるので塩分濃度は低いですね。
発酵させているときの気温にもよりますが、常温で2週間ぐらいでできるそうです。
毎日1回、かき混ぜながら完成を待ちます。
「こうじ」はタンパク質とでんぷんを分解する力が強いため、お肉を漬けておくとうまみが増すだけでなく、柔らかくなり、消化が良くなります。
その「こうじ」を使った調味料ですので、腸活が期待できます!
もう少しポピュラーなところでいうと、「塩こうじ」も同じような働きがありますね。
「ひしお」の使い方は?
ところで私、「なんちゃって麹生活」を送っています。
塩こうじと甘酒は手作りして常備、パンには麹入りの「ホシノ天然酵母」を使っています。
甘酒は毎日ヨーグルトに入れ、塩麹はお肉を漬けたり、塩の代わりに調味料として。
味噌汁もほぼ毎日飲みますね。あ、これは手前みそではありませんけど。
でも、「醤油こうじ」も以前作ったのですが、これは使い方が分からず使いこなすことができず、作り続けることはできませんでした(;^_^A
ですので、今回はその使い方を教えていただけるのがとっても楽しみでした!
この日は、パン教室としては「コッペパン&スコーン」のレッスンだったのですが、作業時間が少ないため、空き時間に「ひしお」を実際に作りながら教えていただきました。
それに加え、ご準備いただいた食材で何種類も使い方を教えていただきましたよ~。
じゃーん(←昭和っぽい効果音(;^_^A)、こんな感じにおつまみセットみたいなのを作ってくださいました。
ひしおに人参、きゅうり、なんと金柑、そしてクリームチーズのひしお漬け。隠し味には○○。
ひしおを使ってバンバンジー風。これ、とってもおいしかったです。
そして、ひしおに漬けた豚肉で野菜炒め。アクセントにコリアンダーシード!
右の小皿には、熟成期間違いの2種類のひしおと、鰹節やごまなど入れたおかずひしお。
このおかずひしお、ごはんにのせて食べたら最高でした!
他にもアイデアをたくさんいただきました。
なるほど。いろんな使い方ができるんですね。
うん、これならこれから使えそう!
そして、醤油こうじだけでなく、今回はなんと「肉の火入れ」についても教えていただきました。
やわらかく「ゆでる」、「焼く」コツ。
この方法はどんな料理にも応用できるので、今後、日々の食事作りにとても役に立ちそうです。
はじめてのコラボレッスンを終えて
パンとこうじ。発酵という共通点があるのでとても面白かったです。
教室に通ってくださる生徒さんの中には、発酵や健康的な食事に興味のある方がきっと多いかと思います。
はじめてのコラボレッスンでしたが、私だけではお伝えすることができないことを
別の講師の方から同じレッスン内学べる、というのは魅力的ではないでしょうか!
そんなわけで、コラボレッスン、またやりたいと思います^^
時期は8月ごろ、かな。ちょっと先ですけど。
決まりましたらまたお知らせしますね。