先日、元同僚に誘われて、珍しく夜の日本橋を訪れてみました。
普段は夜に出かけることがほとんどない私ですが、クリスマスや年末が近づくこの季節、街中の華やかなデコレーションに心を奪われ、なんともいえない期待感やワクワク感が一層高まるのを感じました!
たまには、こんなふうに夜のお出かけを楽しむのもいいものですね^^
さて、クリスマス気分を盛り上げてくれるものといえば、おいしいお菓子たち!
今年、教室ではドイツのクリスマス菓子「シュトーレン」を作るレッスンを開催しました。
3日かけて作るスペシャルなシュトーレン
シュトーレン作りの一般的な工程では、発酵種(アンザッツ)を作ってから本生地作りをします。
ところで、なぜ発酵種が必要なのでしょうか?
シュトーレンは卵やバター、砂糖などの副材料をたくさん使うので、発酵にとても時間がかかります。
そこで、小麦粉や水、酵母の一部のみをあらかじめ発酵させた発酵種を本生地に入れると、その後の発酵がスムーズに進むようになるのです。
インスタントドライイーストなら、発酵種も1時間程度でできますが、ホシノ天然酵母だとそういうわけにはいきません。
ですので、工程としてはこんな感じ↓
1日目:発酵種作り&フルーツの洋酒への漬け込み
2日目:本生地作り&発酵
3日目:成形&焼き上げ
「3日かけて作る」なんていうとすごく大変そうに思えるかもしれませんが、ひとつひとつはとても単純な作業です^^
特別なお菓子だからこそ、材料にこだわりを!
シュトーレンといえば、砂糖で分厚くくるまれた真っ白な姿。それはイエス・キリスト様のおくるみ姿を表したものだとそうです。中心に入れられたマジパンが赤ちゃんのイエス様というわけ。
でも、私のシュトーレンはちょっと原型から外れたものとなっています。
まず第一に、外観は白ではなく茶色。これは「素炊き糖」を使っているから。
「素炊き糖」って使ったことありますか?
キビ糖よりも黒糖に近い感じの、でも、黒糖ほどクセは全く感じない、とてもおいしいお砂糖です。
このお砂糖でくるむと、シュトーレンのおいしさがアップ!!
また、シュトーレンの生地にも入れているのですが、サラサラと粒子が細かいので、生地に練りこみやすいです。
そして、中心にはマジパンではなく赤ワインとスパイスで煮たイチジクを。
マジパンがちょっと苦手なんです・・・(;^_^A
シュトーレンの生地にはマジパンローマッセを練りこむのが一般的ですが、やはりここもそれは使用せず、アーモンドプードルを軽くローストして入れています。
※使用しているイチジクもご紹介しますね↓ 大きくてとってもおいしいです!
シュトーレンのレッスン
レッスンでは、前日に仕込んだ発酵種を使って、みなさんには生地を作っていただきます。
その生地はそれぞれご自宅で翌日焼き上げます。
それとは別に、私が作った生地をレッスン中に成型して焼き上げます。
冷めたらみんなでラッピング!
どの色のリボンをかけようか、迷うのも楽しいですよね♪
ランチはチキンの煮込みとグリーンサラダ。
添えてある人参と小玉ねぎはグラッセに、じゃがいもは蒸してから軽く炒めています。
少々手間がかかるお料理ですが、クリスマス気分が盛り上がったらいいな~、とこのメニューに決めました^^
シュトーレンレッスンを数回こなしたら、なんだかクリスマスがもう終わったような気分ですが、、、(笑)
これからですよね~
クリスマスまでのアドベント期間、どうぞお楽しみくださいね。