先日はメロンパンのレッスンでした。
ちょっとゆるめのパン生地で作るのが私のレシピの特徴です。
ゆるいから丸めるのが少し難しいです。
でも、みなさんとても熱心にレッスンを受けてくださいます!!
さて、先日のレッスンで作ったメロンパン。
私がパン生地もクッキー生地も仕込んでいるので、まったく同じ生地で成型をしているのですがそれぞれの表情に違いが出ました。
クッキー生地におうとつができて素朴な印象のメロンパン
つるっとして模様もはっきりとしたメロンパン。
こちらはその中間ぐらい。
いろんな雰囲気があって面白いですね^^
どれが正解ということもないので、好みの表情に仕上げたらいいと思うのですが、そこをどうやってコントロールしたらいいのかを今日はご紹介したいと思います。
と、その前に、メロンパンの成型についても少しご説明いたします。
メロンパンの成型
1.パン生地を分割・丸めたあと、ベンチタイムを取っている間にあらかじめ作って寝かせておいたクッキー生地を分割し、手で揉んでから丸めます。
2.クッキー生地を押さえて、パン生地より小さい直径の円に伸ばします。麺棒は使いませんよ!パンッとたたくように押さえて、手早く伸ばしましょう。
3.伸ばしたクッキー生地をパン生地にのせて上から押さえ、パン生地とクッキー生地をくっつけます。
4.手の平の上で、パン生地とクッキー生地を一緒に丸めなおします。
5.カードで模様をつけます。
ざっとこんな感じです。画像が少なくてすみません(;^_^A
クッキー生地の扱いで好みのメロンパンを作るコツ!
本題です。ポイントを3つ見ていきましょう。
ポイント1:クッキー生地の練り具合を変える
裂け目のないクッキー生地にするためには、成型の前にクッキー生地をよくもんで練り、伸びやすくするのがコツ!
レッスンではもちろんみなさん一様にもみもみするのですが、
このつるっとしたメロンパンを作った生徒さんは、クッキー生地を分割したときにもみ、さらに成型の直前でももんで練り直しました。
デコボコの残る素朴な雰囲気にするならその逆ですね。あまり練り過ぎないようにします。
ポイント2:模様の深さを変える
模様をはっきりさせたいなら深く入れます。
パンが膨らむときに、クッキー生地も伸びるのですが、模様が切り込みが深いとクッキー生地が切られているので伸びないためか、クッキー生地の表面が切れず、つるっとしたままになることが多いです。
逆に模様が浅いと、パン生地が膨らむのと同時にクッキー生地も伸びるので、クッキー生地が切れやすくなるように思います。
模様を深くすると、模様がはっきりするだけではなく、つるっと感にも影響が出るように最近感じています。
ポイント3:丸める強さに気を付ける
デコボコした表面にするにしろ、つるっとした表面にするにしろ、成型しているときにクッキー生地が切れてしまうのはよくないですね。
クッキー生地をパン生地にのせて丸めるときは、クッキー生地が切れないように丸める強さに気を付けながらていねいに伸ばしてください。
それでも切れてしまうときは、練りが足りないということになります。
ポイント4:焼き色を変える
メロンパンの焼き色というと、白っぽいほうがメジャーなのでしょうか??
私が学んだ辻調のテキストのメロンパンは白かったです。
でも、私はちょっと色づいたほうが好みかな。おうちで何度もメロンパンを作っている生徒さんがいらっしゃるのですが、その方のお子さんたちには、焼き色がついているほうが人気があるそうですよ^^
以上、メロンパンを好みの表情にするためのポイントを4つお伝えしました。
格子模様をつけるときに、ひし形にするのか、正方形にするのか、模様をつけないのか、など、模様でも雰囲気を変えられますね。
ぜひぜひ、お好みのメロンパンを作ってみてください!