【ニーダー比較】日本ニーダーvs.レディースニーダー

私のレッスンはオンラインも対面も「ニーダー」という家庭用のパンこね機を使って生地作りをします。

もちろんホームベーカリーで生地を作っても良いのですが、 パン作りにはまるにつれ、ニーダーへの買い替えをご検討される生徒さんが多くいらっしゃるため、 今回はニーダーについて書いてみたいと思います。ご興味ござましたらお付き合いくださいね。

使用しているニーダー

私は最近までずっと大正電機の「レディースニーダーKN30」を使っていました。

パンをこねられる最大粉量は600gなので、対面レッスンの準備をするのに限界を感じ、容量がより大きい「日本ニーダー」の「PK1012plus」を昨秋に購入しました。

今回はこの2種類のニーダーについて比較をしようと思います^^

レディースニーダー

最大粉量

「KN-30」でこねられる粉量は600gまでです。 これより容量が大きい機種は「KN-1000」で1kgまでこねることができます。

メリット1:お値段が日本ニーダーより安い

KN-30は3万円前後、KN-1000なら4万円前後ですね。(2022年現在)

メリット2:手入れが簡単

写真のような羽がポットの底についているのですが、こね終わったら取り外してさっと洗うだけです。 後にも書きますが、日本ニーダーに比べて羽にくっつく生地の量も少なく手入れはとても楽です。

デメリット:こねあげ温度が上がりやすい

これはね、ほんと~に辛い!! ポットがすっぽりと箱(?)に入っているので、モーターが熱くなるとポットも熱くなり生地温度がすぐに高くなってしまいます。 冬はそれほど問題ないのですが、夏は小麦粉、水だけでなく、ポットも冷やしてから使うことをオススメします。

日本ニーダー

最大粉量

私の使用している「PK1012plus」は1.2kgまでこねられます。 「PK660D」は600gまでです。

メリット1:こねあげ温度が上がりにくい

日本ニーダーの最大の特長だとおもうのですが、ポットが外付けなのでモーターの熱が生地に伝わりにくく、連続使用も可能なのです。 しかも、ポットに巻ける保冷剤が付属されているので、夏でもパン生地を冷やしながら作ることができるのです。

メリット2:粉量が増えてもこねやすい

これ、どういうことかというと、 長年「レディースニーダー」を使っていて感じていたのですが、粉量を増やすとこねあがるまでの時間がどうしても長くなってしまうんです。

そうすると生地の温度もどんどん上がってしまうので、 「KN-30」は最大粉量は600gでしたが無理なくこねられるのは450gではないかと思っていました。(あくまでも私の感覚です)

一方、日本ニーダーは小麦粉量を増やしても、こねる時間は伸ばさずによい生地ができあがります

メリット3:こねる速度を調整できる

パン生地をこねるとき、小麦粉に水を加えたら、はじめのうちは小麦粉が水を吸うまでゆっくりこね、 グルテンが形成され始めて生地に伸展性が出てからスピードを上げます。

レディースニーダーは速度調整ができないので、最初から最後まで同じ速度(かなり高速です)でこねることになりますが、 日本ニーダーはこねる速度を調整できるので、よりこだわった生地作りをしたい方には向いていると思います。

デメリット:手入れが面倒

生地作りという面ではレディースニーダーの上を行くと思うのですが、手入れに関しては・・・(;^_^A

生地をこねると、羽の下に生地が入り込んでしまうのです。

それを取り除くだけならまだしも、私の使っている「PK1012plus」は羽の下の部品にまで生地が入り込んでしまうので、毎回ドライバーで分解して洗浄しなくてはならないのです。

小さいサイズの「PK660D」は分解こそする必要はないそうですが、羽の下に生地が入り込んでしまい手入れが面倒だというのは生徒さんたちから伺っています。

買うならどっち?

メリットとデメリットがそれぞれありますので、粉量が600gまでのサイズを購入するなら「レディースニーダー」と「日本ニーダー」では甲乙つけがたいですね。

ですが、大きいサイズになると「日本ニーダー」の方が少し上を行くかもしれないです!

私は大きいサイズの「レディースニーダー」を使用したことはないのですが、 生徒さんたちからの話ですと、寒い季節に少量の小麦粉でこねても生地温度がとても上がりやすいそうなんです。

オンラインレッスンでもそれは感じます。 室温や水温も管理しながら私と同じように生地をこねているのに、大きいサイズのレディースニーダーは生地温度が上がり、生地がべたつきやすいんです。 (オンラインレッスンでは、私はレディースニーダー「KN-30」を使っています)

それを知っていたので私はニーダーをサイズアップするときに「日本ニーダー」を選んだのですが、 結果的にそれでよかったと思っています。

以上となりますが、この記事がニーダーの購入をご検討中の方に役に立てば幸いです^^

なお、当教室は日本ニーダーのパートナーパン教室になっています。 対面・オンラインともにレッスンを受講されたことのある方は特別価格で販売しますのでお声がけくださいね。