パン作りを教えているとよく耳にするのが、
「以前は2時間で焼き上がるパン教室に通っていました」というお話。
でも、私自身は、レッスンでは短時間で作るパン作りとは真逆の、
ホシノ天然酵母を使って、時間をかけてじっくり発酵させるパン作りをお伝えしています。
一次発酵には一晩かけて、生地を育てていく。
ゆっくりだからこそ生まれる、奥深い味わいと、もちもちした食感。
それがホシノ天然酵母の魅力、そして時間をかけるパン作りの良さだと思っています。
一方、私が運営するこどもパン教室では、レッスン時間に制約があります。
そのため、短時間でもおいしいパンになるように、砂糖や油脂を多めにするなど配合をいろいろと工夫が必要。それでも、翌日までしっとりふわふわ、、、というわけにはなかなかいきません。焼きたて~その日いっぱいはおいしいんですけどね。
時間がかかっても、よくこねて、きちんと発酵させる――
これは時間がたってもふわふわのパンに仕上げる大切なポイントなのです。
とはいえ時間の制限があると、パンのクオリティが若干下がるのはある程度は仕方ないと思っています。
こどもパン教室についていえば、質の高いパンを作れるようになることが目的ではありませんしね。
そんな「時短パンって、やっぱり無理があるよね」
という気持ちをずっと抱えていた私が、
あるとき、驚く製法に出会いました。
それが、私のこどもパン教室の師匠でもある小沼先生が考案された、
「ちゃっちゃか製法」という作り方です。
「なにそれ?初めて聞いた!」
そうですよね。だって、だれも考えたことがなかった製法なのですから(笑)
特許取得の驚きの「ちゃっちゃか製法」とは
短時間でパンを作ったときにありがちな
・翌日にはかたくなってしまう
・水分を多く入れると、「生焼け?」と思う焼き上がり
こんな悩みが、ちゃっちゃか製法で作るとまったく感じないのです。しかも本当に「ちゃっちゃか」作れるから驚きです。
かたくならない秘密は、70%(ベーキングパーセント)以上使う水分。
高加水だから翌日でもかたくなりにくいのです。
普通だったら、こんなに水分量が多かったらこねにくいですよね。
ところが、この製法だと、本当に「ちゃっちゃか」と生地が作れて、
しかもふんわりもちもちに焼けて、翌日までパサつかないのです!
すごくないですか?
ただぐるぐるヘラで混ぜて、長時間発酵させる、なんていう製法も見たことがありますが、そんなものとはわけが違います。
画期的過ぎて、2024年ついに小沼先生はこの製法で特許も取得されました。
レッスンで広がる可能性
小沼先生が特許を取得される前からこの製法の使用許可をいただき、
実際にこどもパン教室でも作ってもらったことがありますが、昨年、正式にライセンス登録をさせていただきました。ライセンシー第1号です^^
ちゃっちゃか製法とは、「レシピ」ではなくて、あくまで「製法」のことをいうのですが、
こどもパン教室ではココアやライ麦入りのパンに応用したり、いろいろなアレンジを加えてレッスンに取り入れています。

そして最近は、普段はホシノ天然酵母のレッスンに通ってくださっている大人の生徒さんたちにもこの製法で作っていただく機会がありました。
参加された生徒さんのひとりは、2時間で焼き上げるパン教室に通われていたことがあります。
でも、短時間で作るパンに、あまり良いイメージを持たれなかったそうで、
ホシノ天然酵母パンに乗り換えて今にに至るとおっしゃっています。
だから、今回のちゃっちゃか製法も半信半疑だったそうですが、
「想像以上の驚きです!」
と!
そうなんです!さすが特許を取得しているだけあります。
驚くほどちゃっちゃかできるのに、しっかりグルテンだってできるから、短時間なのにおいしいんです。
もちろん、じっくり作るホシノ天然酵母のパンの奥深い美味しさは格別ですけどね。


いろんなパン作りがありますね。
長時間発酵とは対極にある「ちゃっちゃか製法」ですが、
忙しい日や、気軽にパン作りを楽しみたい日には、こんな製法を知っているだけで、ぐんと幅が広がりますよね。
今年は、大人向けにもこの製法でのレッスンを組んでみようかと計画中です。
試食タイムを含めても2時間以内でできるので、午後や夕方スタートのレッスンなどもいいかもしれません。
「〇時くらいからのレッスンだったら行きやすいな」
そんなご希望があれば、ぜひ教えてくださいね^^

