私のパン教室では土曜日の手ごねクラス以外ではニーダー(パンこね機)を使ってパン生地を作ります。
このパンもニーダーでこねています。
もちろんお手持ちのホームベーカリーで代用することもできます。
そこで先日、生徒さんからこれから買うならどのホームベーカリーがいいのかというご相談をいただきました。
私自身、ホームベーカリーは15年前ほど前使っていたことがあるだけなので、確信を持って「この製品が良い!」とおススメできるわけではないのですが、いい機会なのでいろいろと調べてみました!
ホームベーカリーには「こね」だけをおまかせ
ホームベーカリーを使うと言っても、パン生地をこねる作業のみをお任せし、
一次発酵はいつものレッスンのように、保存容器に移して行います。
よく勘違いされるのですが、「ホームベーカリーで一次発酵まで終わらせる」というのは私のレッスンではNGですよ。
なぜなら、ホームベーカリーはこね上がりの状態の見極めも、一次発酵完了の見極めもしてくれないからです。
というわけで、「こね」の工程だけを独立して行えるような製品が良いのでは、と思っています。
MK精工 「ふっくらパン屋さん」HBK101
このホームベーカリーは「ねり(こね)」「発酵」「焼き」の工程が別々に行えるようになってますので、パン作りの自由度が高いです。
また、こね時間の延長ができたり、こねの強さを変えることもできます。
私のレッスンではホームベーカリーを使ったところで、結局は自分でこねあがりの状態を確認しますので、ホームベーカリーが勝手にコネを終わらせても足りなければさらにこねることになります。
その時に延長機能があると良いのかな、と思います。
そのほか、ヨーグルトを作る機能、ホシノ天然酵母の種起こし機能も付いています。
パナソニック ホームベーカリーSD-MDX101
このホームベーカリーも「マニュアル機能」という各工程が別々に行える機能が搭載されています。
自動メニューも豊富ですが、値段が高い!
自動焼きで作りたい方には向いているかもしれませんが、私の教室で習うパンを作るなら自動焼きメニューは不要です。。。
この値段を出すならニーダーのほうがオススメ、、、かな?
タイガー ホームベーカリー KBY-A100
各工程がそれぞれ独立していることについてはさらっとしか説明がないのですが、こねる作業だけ行うといった操作はできるようです。
このホームベーカリーのこねの特長は「生地の温度管理を徹底」してくれることのようです。以下はホームページより抜粋です。
〈熟成のミキシングプログラム〉
温度上昇を抑えるDCモーターでパンに合わせてこね上げ
「こね上げ」に最適な速度で羽根を回転。生地をこねる際に生じる摩擦で生地の温度が上昇するのを防ぐため、伸びのよいグルテンを生成し、きめ細かい生地を作ります。〈温感仕込み〉
センサーとファンで最適な温度をキープ
室内・庫内・生地温度を計る3つの温度センサーと冷却ファンによって生地温度をしっかり管理。安定感のある焼き上がりを実現します。
なかなか良さそうな気がします^^
ツインバード ホームベーカリー PY-E635
このホームベーカリーもホームページに詳しくは書いていませんがこねの工程だけ行えるメニューがついています。
こねられる量も1斤と1.5均を選べるようです。
このホームベーカリーはなんといってもお値段がほかに比べて断トツお安いのもいいですね。
以上が調べてみたホームベーカリーです。
調べてみて感じたのは、15年前とは違いどのメーカーでも各工程を独立して行える機能を大体搭載しているということです。
また、ホームベーカリーはパンを作る以外にもジャムや甘酒、ヨーグルトを作れたり、ホシノ天然酵母の酵母おこしができるなど、パンを作る以外の機能もついていたりします。
ちなみに、私が使っているニーダーは「レディースニーダーKN30」です。
ホームベーカリーより少しお高いですが、小麦粉を600gまでこねられます。
一度にたくさん作りたい方にはオススメですね。
また、こねることだけに特化しているので、ホームベーカリーよりしっかりこねてくれます。(15年前の印象ですが(苦笑))
以上ですが、ご参考になればうれしいです。
ご自分の用途・目的に合わせて選んでみてくださいね。