パン教室で紹介したハード系のパン3種。
長いのが「ヴァイツェンブロート」、クッペ型がライ麦粉を配合した「シュヴァイツァーブロート」、丸いのが「パン・ド・カンパーニュ」
どれも私の大好きなパンたち。
ちなみに、「パン・ド・カンパーニュ」はホシノ天然酵母パンのコースレッスンでご紹介しています。
さて、ハード系のパンの特長はなんといってもパリッとしたクラスト(外皮)!
でも、残念ながら翌朝にはそのパリッと感はなくなってしまいます。
教室ではハード系のパンをよくご紹介していますので、今回はパンの保存方法と翌日のおいしい食べ方とについてご紹介したいと思います。
ハード系パンの保存方法
焼いたパンをいつ食べるのかによって保存方法を変えてみましょう!
1.焼いた日に食べる
ハード系のパンはパリッとしたクラストが命なので、完全に冷めてから紙袋に入れておきます。
ビニール袋に入れると、すぐにしなっとしてしまうので、ここは必ず紙袋で!
教室でも必ず紙袋に入れてお持ち帰りいただいています^^
2.焼いた翌朝に食べる
クラム(中身)のしっとり感が抜けないようにビニール袋に入れて保存します。クラストがしっとりしてしまうのは仕方ないのでここはクラムのしっとり感を優先しましょう!クラストはトースターでリベイク(焼き直し)すれば大丈夫!
3.2日以上後に食べる
1回で食べる大きさに切り分け、アルミホイルでひとつずつくるみビニール袋などには入れず冷凍庫へ。パンはスライスする必要はないのですが、クラムをトーストのように焼きたい場合はここでスライスしてしまっても構いません。
パンは焼きあがった直後から老化(劣化)が進むと言われています。
でも、冷凍することで鮮度を保つことができますよ^^
ハード系パンのリベイク方法
当日に焼いたパンなら、そのまま食べるのがおいしいと思います。
クラストをパリッとさせたいなら、トースターで少しだけ焼いてみてください。
冷凍していたパンは10~30分以上室温に置き、自然解凍しましょう。時間がなければ電子レンジで20~30秒温めて解凍してください。完全に解凍する必要はありませんが、大きいパンほどできるだけ中まで解凍してくださいね。
では、ここからは解凍したパン、または前日に焼いたパンのリベイク(焼き直し)について見ていきましょう。
1.食べたい大きさにスライスする
ここで気をつけたいのがスライスといっても最後まで切ってしまわないこと。
ナイフをパンの底まで入れず、底の部分でつながっている状態にします。
2.霧を吹きかける
パンの表面にさっと霧を吹きかけます。
霧吹きがなければ、手に水をつけて、パンをさっと触って湿らせてください。ほんの少し濡らすだけで大丈夫ですよ!
まちがってもびしょびしょにはしないように!
3.トースターで焼く
トースターでクラストがパリっとなるまで焼いてください。
トースターのヒーターの強さを上下別々に調整できるなら、上火を弱めて焦げないようにしてくださいね。
これでクラストはパリッと、クラムはほかほかになってまるで焼きたてのようになります。
この方法、実は私の料理の師匠Y先生に教えていただいたんです^^
それまでは切り分けてクラムを上下に向けて焼いていたのですが、この方法にしてから焼きたてと同じ味がいつでも楽しめるようになりました。
ぜひみなさまもお試しくださいね!