緊急事態宣言が解除されてから、小麦粉などパンの材料の流通が普通になりましたね。
5月ごろ、教室で使っている強力粉「キタノカオリ」は全然手に入らなくなっていて、いよいよ終わりなのではとかなり焦りました(;^_^A
今は小麦粉の流通が落ち着き、普通に購入できるようになったとはいえ、キタノカオリは終売している製粉所もあるようですし、手に入らなくなるのも時間の問題かもしれません。
急に使えなくなるのも困りますので、最近は代替になる小麦粉として「春よ恋」でのレシピ開発をしています。
「春よ恋」は優等生?
レッスンメニューの中で「春よ恋」を使ったパン第一弾はこちら。
コースレッスンPart2の「ロールパン」です。
「春よ恋」と「春よ恋の石臼引き全粒粉」を使っています。
水分量はキタノカオリを使うときよりも減らしました。
それでも結構ゆるい生地でしたよ。
できあがったパンは香ばしい香りがして、生地はなめらか。
なんて表現したらいいのかよくわからないですが、「優等生」といった感じです。
キタノカオリは独特の甘みとかもちっと感があるのですが、それに比べて春よ恋のほうがずっとあっさりしています。
どんなパンでも作りやすそうです。だから「優等生」。(笑)
メロンパンで「春よ恋」VS「キタノカオリ」
コースレッスンPart1のメニューも春よ恋で作れないか試してみました。
今月のメニュー「メロンパン」です。
キタノカオリだけで作るともちもち感が強すぎるので、メロンパンを作るとき私はリスドォルをブレンドしているのですが、
「春よ恋」ではその必要はないと思ったので、春よ恋100%で作ってみました。
水分量はロールパンと同様にキタノカオリ(+リスドォルのブレンド)よりも少なくしました。
食感はやわらかくて、やはりなめらです。
でも、キタノカオリ(+リスドォル)で作るときのように、噛むとほんの少し「じゅわっ」とくるような食感はありません。
水分をたくさん入れられないから、このじゅわっと感を春よ恋で出すのは難しいですね。
また、キタノカオリ(+リスドォル)で作るときは、メロンパンにしては砂糖を控えめにしても、食べてみるとちょうどいいのですが、同じ砂糖の量で春よ恋を使って作ると、甘みが少し足りないな、と思いました。
レッスンで作るメロンパンは、砂糖を控えめでも満足できるのは、キタノカオリならではの一風変わったこのじゅわっと感と、特有の甘みに助けられているんだなぁ、と改めて思いました。
「春よ恋」だけで完成するメロンパンのレシピはもう少し開発に時間がかかりそうです。
キタノカオリ⇒春よ恋へのアレンジのポイントは?
「外国産の小麦粉で作るレシピを国産小麦粉に変更するとき、水の量を数パーセント減らすとよい」という記述をたまにみかけます。
それと同じで、キタノカオリ⇒春よ恋にアレンジするときも、水の量を2%ぐらい減らしてみてください。
元のレシピにどれだけの水分を使っているかによりますので、あくまでも目安ですが、、、
いつもと違う小麦粉を使うと、新しい発見があって面白いです^^
たまには違う小麦粉もお試しくださいね。