春休みの週末を利用して、2組の親子が体験レッスンにお越しくださいました。
通常はこどもだけでレッスンしますが、春休みと夏休みは特別に親子でも体験会に参加できます。
みなさんパン作りは初めてとのこと。
大人もこどもも同じレベルでのスタートです!
作ったパンは「基本のプチパン」。
こどもパン教室で一番最初に作ってもらうパンです。
レッスンは材料の説明からスタート。
「パンは何からできているか知ってる?」
と質問すると、、、
「小麦粉!」
「さとう!」
「たまご!」
「バター!」
などなどいろいろ出てきましたが私からは、、、
「パンはね、小麦粉、塩、水、そしてイーストっていう酵母菌があればできるんだよ。
そこにバターやたまご、牛乳、砂糖とかが加わると、あまいパンや、ふんわりしたパン、バターの香りがするパンになるんだよ。」
と説明しました。
基本のプチパンは上記の基本材料「小麦粉」、「塩」、「水」、「イースト」に加え、
イーストの働きをよくするためのほんの少し砂糖だけで作ります。
小麦粉は北海道産の「キタノカオリ」を使用し、小麦本来の味を楽しんでもらっています。
とてもシンプルなパンですが、こどもの舌は大人以上に敏感で、おいしいものには正直に反応してくれるんです。
その「おいしい!」という反応が毎回すごく楽しみ♪
材料説明のあとは、一人ひとりが自分のパンを作ります。
手にベタベタとついてなかなかまとまらない生地に最初は悪戦苦闘のみなさんでしたが、徐々に生地がまとまり、、、
「今から50回こねてみてね!」というと声を出しながら回数を数えてくれました。
声に出して数えるとリズムがついて、調子よくこねられます。
春から2年生の男の子は調子がものすごく出てきて、なんと200回こねたそうですよ!!
その甲斐あって、彼のパン生地は5人の中で一番薄くて強い膜が張る良い生地になりました。
そりゃもう、うれしかったようですよ^^
「さすがおれ!!」
の発言が出て鼻高々です。
一番年少なのに、一番良い生地。
お母さんより、お姉さんより上手なんてなれば、ドヤ顔だってしちゃいます(笑)
料理と違い、親が必ずしもこどもより上手とは限らないところがパン作りのいいところですよね。
さて、生地ができると次は発酵時間に突入です。
写真がないのですが、春休みは「バニラアイス」を作ってお出ししています。
アイスクリームをすくうディッシャーが珍しかったようで、一人ずつ自分の分を盛り付けました。
こどもはなんでも自分でやってみるのがとにかく楽しい。
自分のこどもとなると、「あーそれはそうじゃない!」とか口出ししたり、
自分でやったほうが早いなんて思っちゃいますが、なぜでしょう、他人のお子さんだとおおらかな気持ちになれます(笑)
だから、こどもたちの自分でやってみたいという気持ちを、レッスンではできるだけ大事にしたいと思っています。
発酵してパンが大きく膨らんだ様子にも驚いていましたね。
その後は成形して、また発酵。
この発酵時間にはみなさんでトランプを楽しんでいただきました。
パン作りって、時間がかかるようで面倒なのかと思ってしまうかもしれません。
でも実際には発酵時間が長いだけで、作業時間は短いものなのです。
だから、その待ち時間も楽しんでもらえるようにこどもパン教室ではトランプ、ウノ、動物将棋、百人一首、、、などなどいろいろ用意しています。
仕上げ発酵が終わると最後の仕上げで、包丁で切り込みを入れます。
はじめて包丁を使うというお子さんもいましたが、どんなことにも「はじめて」があります。
この子にとって、パン教室が包丁のはじめての体験になりました。
「これで包丁が使えるようになった!家でもやりたい!」
と自信満々に。お母さまはちょっと困り顔でしたが、お気持ち分かります(笑)
焼きあがる間もトランプで盛り上がり、最後は焼きたてを試食してもらいました。
試食は私が作ったパンを召し上がっていただき、自分たちで作ったパンはすべてお持ち帰りできます。
アツアツのプチパン、美味しかったようでみなさんとっても笑顔でした。
翌日、お母さまたちからは
「私自身、久しぶりに子どもたちとゆったりとした時間を持てました。」
という感想や、
さっそく家で復習してみたということで写真を送っていただきました。
ちなみに、こんなに速攻で復習したという方はこどもパン教室始まって以来です^^
お子さまがその日のパン教室の感想を書いた日記の写真も送ってくださいました。
「おやつとトランプがよかった」
とのこと。発酵時間が楽しかったんだね。喜んでもらえてうれしいです。
親子で体験できるレッスンは次回は夏休みになりますが、
毎月月曜日、日曜日の通常レッスンにお子さまだけでしたらご参加できます。(保護者の方は見学できます)
ご興味ございましたらぜひお問い合わせくださいね。