ホシノ天然酵母の種起こし、本来なら28~30度で24時間発酵させます。
発酵中はブクブクと膨らんできます。
表面は硬そうな感じ。
下の写真は半日ぐらい経過したときの様子。
酵母種と水を混ぜたときはテープの高さだったのが、時間が経つとこのように上がってきます。
でも、冬は寒くて28度~30度の温度帯を保つのって難しいですよね。
先日、生徒さんからこんなご連絡をいただきました。
昨晩帰宅後に生種を仕込みました。
ただ、室温が低く、全くブクブクしてきません。
冬はどのように生種を作ったらいいのでしょうか?
今朝はそのまま部屋に置いてきたのですが、これが使えるかどうかはどのようにしたらわかりますか?
オーブンの発酵機能では90分しかタイマーがなく、長い時間28度に保つ方法がありません。教えてください。
半日経ってもブクブクしてこないと不安になりますよね。
「失敗??」
なんて思ってしまうかもしれないのですが、これ、普通です^_^
室温が低い冬は種起こしに丸2日ぐらいかかることはあります。
ですので、もしもブクブクしてこなくても気長に待ってみてください。
「これが使えるかどうか」の見極めですが、とにかく待ってみてください。
よほどのことがない限り、長くても1日半ぐらいで変化があるはずです。
寒い日のホシノ天然酵母種起こしの工夫
私は普段、ヨーグルトを作るときに牛乳パックに巻くこんなものを使っています。
でも、今回は生徒さんと同じように何も使わずに室温に放置してみたところ、
やはり半日では発酵してきませんでした。
24時間経ってようやくブクブクしてきました。
48時間でサラサラ(トロトロ?)になりました。
できたかどうかの見極めは、
種がテープの高さに戻り、サラサラになっていれば出来上がりです。
気長に待てば大抵できあがるのですが、
心配なときは発泡スチロールの箱の中に30度のぬるま湯を入れ、
そこで発酵させるという方法もあります。
実際、生徒さんも途中からぬるま湯につけてみたらブクブクなってきて、2日で完成されたとのことでした。
冬のホシノ天然酵母の種起こし、
ぜひ、ゆっくり気長に待ってみてくださいね。
「失敗」はほとんどありませんので^_^
追記:どうしても発酵しないと思っているあなたへ
「ヨーグルトメーカーで24時間発酵させているのに、まったく様子が変わりません。」
というお問い合わせをたまにLINEでいただきます。
でも、28℃で24時間発酵させて種起こしができないなんて、ありえません!!!
これはですね、あなたが見ていない間(例えば出かけていたり、寝ていたりする間)にぶくぶく発酵し、24時間後に確認したときには発酵前と同じ高さまで戻っているから、変わっていないように見えるのです。
もし心配なら、味見をしてみてください。
お酒のような味がすればできあがりです。発酵前はそんな味は一切しませんよ。
そして、可能であれば、発酵中にちょこちょこ様子を確認してみてください。必ずぶくぶくしてきますよ^^